紙は目が大事?!
紙には『流れ目』という目があります
縦目、横目の2種類ありますが、
まずは、紙の目の簡単な見分け方からお話したいと思います。
紙の目の見分け方
紙を手で切る時、切りたいところを先に折ってから切ると、比較的キレイに切れるのに、
折りなしで、切ると、何となく真っ直ぐに切れる時と真っ直ぐに切りたいのに、意に反して、斜めになったり、曲がったりして上手に切れなかった経験ってありませんか?
実は、紙の繊維が原因で起こる現象で、紙の繊維には一定の流れがあり、これが「紙の目」なのです。
折らなくても何となく真っ直ぐ切れた時、紙の繊維の方向は、切る方向と平行になっています。
逆に、真っ直ぐに切ろうと思っても、ガタガタになってしまったり、紙の繊維が見えたりする時、
紙の繊維は、切る方向と直角に通っているため、破れにくくなります。
何故重要なの?
身近な例で紙の目の重要性をご説明したいと思います。
紙の目が重要な例①
駅やスーパーなどで、ラックに何種類ものチラシが設置されていると思いますが、
その中で、お辞儀しているチラシを見かけたことはありませんか?
ラックに設置する印刷物は、A4縦長にデザインされたチラシやパンフレットが多いですが、
縦長の方向に紙の目が通っていないと、
紙はピンと立つことができず、お辞儀してしまいます。
チラシがお辞儀をしてしまったら、情報のアピールができませんよね。
紙の目が重要な例②
何年も前の話ですが、プリンタ内で紙が詰まって困ったことがあります。
納品書が、突然詰まって出力できなくなってしまったのです。
たまたまトナーカートリッジを交換したタイミングだったので、
トナーが原因???と疑ってしまったのですが、実は・・・紙の目が原因でした。
プリンタの紙詰まり=紙の目が原因とは限りませんが、
プリンタ内を紙が通る方向と平行になる目の紙を使うと、トラブル回避できるかもしれません。
または、紙の向きが変更できる場合は、変えてみると問題なく出力できる場合があります。