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いま再び注目を集める「社内報」 

社内報ってご存知でしょうか。また、社内報の必要性をご存知でしょうか。

はじめに社内報とは会社から従業員に向けて発信する社内情報であり、会社の方針、社内活動、企業文化、考え方の共有、社員間コミュニケーションの促進などの役割を担っています。一昔前までは、社内報を発行する企業も多かったように思います。今社内報をあまり聞かなくなってしまった原因は、単純に日本の経済停滞によって、まず最初に社内報がコストカットされてしまったためです。その後、ITとパソコンインフラ環境の発展から、社内報は印刷物から社内サイト、イントラネットなどに形を変えはしたものの、そこまで大きく扱われることはありませんでした。

ところが最近、この流れが変わりつつあるように思います。

WEB社内報から紙社内報が復活した事例

2014年末の日本経済新聞WEBサイトに、このようなニュースがありました。

“大手電気メーカーは11月から、紙に印刷した社内報を約2年ぶりに復活させた。経費削減のため平成24年末にイントラネットで読む電子版に一本化したが、「電子化されてから読まなくなった」との意見が続出。経営トップの事業戦略や考え方を浸透させるため年4回発行することにした。”

紙社内報をやめ、WEB社内報を進めていくことは、コストカットとともに、変化する新しい環境に合わせた社内ツールが必要になった結果だったと言えます。

それにもかかわらず、わずか2年でWEB社内報をやめてしまっています。これにはどのような理由があったと考えられるでしょうか。

WEB社内報のメリット・デメリット

これは年代によるかもしれませんが、紙を見る行為よりも、WEBを見る行為の方が、他の情報に浮気をしやすいように感じます。紙媒体は、ページをめくっていくため、読む順番がありますが、WEBは、自分が欲しい情報を摘んでいくイメージです。そのためWEB社内報では、いくらお題目がついていても、興味関心がある情報しか読まれず、一番重要な理念や経営方針が伝達されないというデメリットがあります。ですが社内報の重要性自体は、5年後も10年後も変わらないと思います。

社内報の必要性

会社の理念や方向性を示し続け、歴史を作っていくためには、紙にしろ、WEBにしろ、社内報を発行すること自体会社にはプラスになる事だと思います。是非、取り組まれてみてはいかがでしょうか。